外壁塗装に使われる塗料は絶え間なく進化しており、そのことによりいろいろなことが可能になりました。
塗り替えによって、以前よりも汚れにくいお住まい、涼しいお部屋、暖かい室内、塗料の選定次第でいずれも実現が可能です。
耐用年数や汚れにくさなどの基本性能の向上、遮熱や断熱などの機能の追加、
現在の塗料に求められる性能と機能は年々高くなっており、各製造メーカーもそのことに応えてきました。
しかしながら外壁塗装にもできないこともあります。
高性能高機能な塗料であっても、問題の全てを解決できるわけではありません。
▶︎できること
屋根や外壁の防水性能の回復
外観の美観の回復
某苔、防カビ
外壁の綺麗を長続きさせる低汚染
遮熱機能
断熱機能
空気を綺麗にする光触媒
▶︎できないこと
建物の防水、雨漏りの補修
クラックの補修
エアコンがいらなくなるほどの遮熱・断熱機能
完全な結露の防止
屋根や外壁の防水性能を回復
スレートや金属などの屋根材、モルタル外壁や窯業系・金属サイディングは工場出荷時に塗られる、
もしくは現場で塗装されることによって表面を保護する塗膜が造られます。
この塗膜が屋根材や外壁材への雨水を防いでいるのです。
この塗膜は経年によって劣化していき、やがては水の染み込みを許すようになります。
この防水性能が低下した時点で塗り替えを行うことによって、その性能を回復させることができるのです。
外観の美観の回復
防水性能が低下してくる頃になると、屋根や外壁に汚れが付着しやすくなり、それが目立ちはじめます。
また、防水性能の低下により、屋根や外壁には苔や藻、カビが繁殖しやすくなり、こちらも美観を損ねることになります。
汚れや苔や藻、カビを洗い流してから、塗り替えてあげれば、お住まいをピカピカの状態に戻せます。
綺麗を回復させることができるのです。
防苔、防カビ
外壁塗装や屋根塗装用の塗料にはほとんどのものに苔や藻、カビを防ぐ薬剤が配合されており、基本性能とも言えるでしょう。
その効果が特に高いものと普通のものに分かれ、環境にも寄りますが、
塗り替えてから数年程度で苔や藻、カビが再発してしまうもの、それ以上の長い間、発生を防ぐものが存在します。
外壁の綺麗を長続きさせる低汚染
製造メーカーや塗料によって「超低汚染塗料」や「防汚塗料」といったさまざまな呼ばれ方をされる塗料のことです。
基本的に汚れが着きにくく、親水性の塗膜を持っており、降雨になって汚れが洗い流される仕組みを持っています。
汚れの一部には塗膜を劣化させてしまうものもあるので、それを洗い流すことによって綺麗をさらに長く保つことができるのです
遮熱機能
建物の屋根や外壁などに太陽光が当たると、その中の赤外線を吸収することによって表面温度が上がります。
それが室内へ伝わることによって、お部屋の温度も上昇してしまうのです。
遮熱塗料は赤外線を効率良く反射することによって、屋根や外壁などの表面温度が上昇することを防ぎます。
その結果、室内へと伝わる熱も減るので、お部屋の温度上昇を防げるのです。
夏場のお部屋の温度を最大で3℃程度低下させることができます。
断熱機能
前述のように屋根や外壁などに太陽光が当たると表面温度が上がります。
この熱の伝達、移動スピードをゆっくりにしてしまうのが断熱塗料です。
例えば、金属などは非常に熱を伝えやすい性質を持っています。
それに対し、陶器などは熱を伝えづらく、マグカップなどは沸騰したお湯を入れても取っ手を持てば、熱さを感じません。