屋根のリフォームを行えば省エネ対策が可能なことをご存じですか。
「聞いたことはあるけど、費用が高いのでは?」
「特殊な塗料、材料を使うって聞いたけど、なんとなく不安」
大切な自宅のリフォームですから、いろいろ疑問がわいてきます。
◎遮熱塗料、断熱材を使ったリフォームで光熱費が節約できる
◎これからリフォームを検討するなら遮熱塗料、断熱材を使うべきか
それでは、この2つを重点的に解説していきます。
遮熱塗料を使ったリフォームの効果について
遮熱塗料を使って外壁塗装を行うと、外部からの熱気、紫外線などをカットすることが可能です。
そもそも遮熱塗料とはどんなものなのかからご説明していきます。
遮熱塗料とは
遮熱塗料を外壁塗装に使うことで、太陽光を反射させて壁表面の温度上昇を抑えることができます。
一般的な塗料と比べて2~3%ほど価格が高くなる特徴もあります。
遮熱塗料を使うことのメリット
◎壁表面への太陽の光を反射する働きがある
◎室内の温度上昇を抑制できる
◎エアコン温度を調整でき、光熱費を節約が可能
◎遮熱塗料で塗り替えることで、建物自体も紫外線から守ることができる
◎建物の耐用年数が長くなる
遮熱塗料を使うことで享受できるメリットは、
壁表面を太陽の光から守る効果が室内の温度上昇を抑えることにつながり、光熱費をカットできることです。
塗料の価格は高くなりますが、十分に元はとれるでしょう。
室温の上昇を抑制することはエコにつながる
太陽光を反射して、室内の温度を1~2℃下げることで空調の温度設定も低めですみます。
そうなると電力量の供給も抑えられ、二酸化炭素の排出も軽減できるでしょう。
1世帯あたりでは小さな抑制ですが、多数の世帯が遮熱塗料で屋根を塗装することで、
日本全体、もっと広げれば全世界でヒートアイランド対策につながっていきます。
遮熱塗料にデメリットはあるのか
デメリットは1つだけで、塗料の価格が少し割高なところです。
また、遮熱塗料は扱いも少し知識が必要で、
取扱業者も遮熱塗料を使った工事実績のある業者にしか卸しませんので、だれでも工事ができるわけでありません。
しかし、塗料の価格は光熱費を抑えられることで大したデメリットにはならないでしょう。
優良業者に工事を行ってもらえば、遮熱塗料に大きなデメリットはないと考えられます。
屋根に断熱材を使うことの効果
屋根に断熱材を使うことで、どのような効果がえられるのでしょうか。
◎冬はあたたかく夏はすずしくといった快適な家の建設が可能
◎普通に暮らしていても省エネルギー化で冷暖房費の節約が可能
快適な暮らしのみならず、冷暖房費を削減し、家計のサポートにも繋がります。
断熱材を使うことのメリット
断熱材を使う大きなメリットは、室内の暑さ、寒さを解消して快適さを手に入れることができるところです。
光熱費がさがることによって二酸化炭素の排出量も低減されます。
コストだけでなく、エコな住宅を建築することができます。
遮熱塗料と断熱材の違いも解説していきます。
夏場にだけ活躍するのが遮熱塗料です。
遮熱塗料は、太陽光をカットして、屋根の表面温度が上昇するのを抑えて、夏場の冷房費を抑える効果があります。
断熱材は、断熱と気密の施工をすることで、夏の暑さや冬の寒さを防いでくれます。
また、屋根だけでなく、天井、壁、床、基礎などあらゆる箇所にも使えることから、
その断熱・気密効果を上げて、高断熱・高気密の住宅を実現できるのです。
遮熱塗料は、屋根の表面、外壁など外側に塗布することになりますが、
断熱材は、壁や屋根などの内部に施工しますから、より一層、断熱性や気密性が高まります。
遮熱塗料、断熱材を使った屋根リフォームは省エネ対策が可能
前項で、遮熱塗料と断熱材の特徴、メリット、デメリットをご説明してきて、デメリットは少ないとお伝えしました。
次回は、遮熱塗料と断熱材を使ってなぜ省エネ対策ができるのかを詳しく解説していきます。