屋根塗装に最適な時期となると、すでに塗装している塗料の種類によって異なります。
塗料にはメーカーが推奨する耐用年数が記載されています。
それによっておおよその時期を予測することができます。
しかし、それだけで屋根塗装は行えません。
一年中最適な時期とは言えないからです。
というのは、塗料は一度塗った後にメーカーが推奨する一定時間「乾燥」させなくてはなりません。
水彩絵の具と同じで、水分を含んでいるので乾燥させないと、色移りしてしまいます。
塗料が乾燥すると塗膜ができます。
この塗膜が屋根材をコートしてくれて雨水の侵入を防いでくれます。
多くの場合、この塗膜を2〜3層重ねます。
もしも、塗料の乾燥が不十分なまま塗り重ねてしまうと、ムラになったり塗膜が剥がれやすくなってしまいます。
なので、屋根塗装の時期としては乾燥させられる温暖な気候のタイミングで行うようにします。
これなら塗料がしっかり乾き、ムラや剥がれる心配もありません。
また、屋根塗装では屋根材に劣化が見られる場合には屋根材の補修も必要になります。
もしも悪天候であると工事が進まなくなったりもします。
空気が乾燥していて天気が安定している季節。したがって、最適な時期は温暖な気候といえます。
外壁塗装のベストシーズンは、春(4~5月)か秋(9~10月)です。
しかし、ベストシーズンはいざ業者に外壁塗装を依頼しようと思った時には、既に予約がいっぱいで施工が難しい場合もあります。早めに施工予約をするのがおすすめです。
また、新築時や前回使った塗料グレードにより異なりますが、時期や季節選びに迷った場合はとりあえず築10年近くになるタイミングで見積りを取り始め、塗装が必要かチェックしてもらうようにすれば安心でしょう。