外壁塗装における「耐用年数」とは、塗装を施してから次の塗り替えを必要とするまでの年数になります。
この耐用年数を把握すれば、次回からも無駄な費用をかけずに済むでしょう。
物理的な耐用年数
新築であれば約30年程度持つ外壁材ももちろんあるにはありますが、一度でも外壁塗装をした場合は基本的に約10年程度が塗り替え時期と言われています。
ただし、その一度目に使用した塗料によって耐用年数が変わることに気をつけなければなりません。
以下では、代表的な塗料における耐用年数についてご紹介します。
ウレタン塗料
もっとも安価となり、一般住宅向けに展開されている塗料です。
伸縮性に優れ、光沢がある塗膜を形成します。耐用年数は約8年程度〜約10年程度です。
シリコン塗料
塗装業者がまず提案する塗料として知られています。
耐用年数と費用のコストパフォーマンスに優れた塗料で、耐用年数は約10年程度〜約15年低緯度です。
ラジカル塗料
比較的新しく登場した塗料で、コストパフォーマンスを重視するならこの塗料です。
耐用年数は約15年程度です。
フッ素塗料
耐用年数で選びたいならこの塗料で、メンテナンスの手間も省くことができます。
耐用年数は約15年程度〜約20年程度です。
無機塗料
技術を売りにする塗装業者の見極めが必要になるのがこの塗料です。
フッ素塗料に無機質な材料を混ぜることにより劣化がしづらいものの、その塗料や無機材の配合量次第で品質も変化してしまいます。
だから耐用年数は約5年程度〜約30年程度と幅があります。
このように外壁塗装の耐用年数は塗料選びによって約5年程度〜約30年程度と幅広く設定されています。
ただし、無機塗料で述べたように技術的問題や塗装をする外壁材の劣化具合などによっても一概にいつ頃に塗装をすべきとはいえません。
だからこそ、定期的に塗装業者の外壁診断を受けるようにもしておきましょう。